マーガリンじゃ困るんだよ

吾輩は喪女である。彼氏はまだない。

英字3文字はなぜ隠れなければならないのか

本人達に迷惑だからです!←多分そこまでオタクに影響力ないと思います。

 

rpsはなぜ隠れなければならないのか?そもそも隠れる必要があるのか?公開でやることの何がデメリットなのか。

わたし個人の意見としては、rpsをやるならツイッターに鍵をかけるなり、パスワードのついた個人サイトを作るなりある程度隔離された場でやるべきだと思っています。なぜそう思うかと言われると、「倫理的によくないと思うから」としか答えられません。ほんとうにわたしの個人的な考えとして、まず恋愛に関係するカップリング創作というのは個人のセクシャリティをオモチャにしているものだと思っています。その人たちが本当に好きで二次創作をしているオタクの中には、オモチャなんて言われたら憤慨する人もいるかもしれません。でも創作している側が彼ら彼女らをコンテンツとして、娯楽として消費している事実は変わりありません。自分が楽しいからそれをしている。そこに好意の有無は関係ありません。

わたしは至極個人的な欲求を優先させて、個人のプライベートな部分を勝手に捏造して消費しています。めっちゃ嫌ですよね。嫌だと思うので、わたしは自分がrps(わたしの定義としては恋愛とそれに準ずる意図が明確に読み取れる二次創作を指します)をやる立場なら絶対に鍵をかけます。これはわたしが今日まで生きてきて培った倫理観でそうしたほうがよいと思うからです。

でも別の生き方をしてきた人には、「別に嫌じゃないよ」って思う人もいるかもしれません。わたしは他人から「○○くんのこと好きなんでしょ」「付き合っちゃいなよ」もしくは交際相手がいると仮定した時に公衆の面前で「チューしろ」「セックスしろ」などとふざけてでも言われたら本当に嫌だと思いますが、そういったウェイ系(?)のコミュニケーションが日常で不快感を感じない人もいるかもしれない。自分の倫理観はあくまで主観的なものなので、他人に押しつけるべきものではないと思います。これも主観ですが。

したがって、公開でそういった妄想を垂れ流す方を個人的に不愉快だと思ってもそれを「自分が嫌だからやめろ」以外の理由で糾弾することはわたしにはできないです。「鍵でやれ」と主張する方は概ね一番はじめに書いた「公式(本人)に迷惑」の他に「昔からのルールを守れ」「二次創作の情報を本当だと信じてしまう人がいるかもしれない」「倫理的におかしい」みたいな理由がある気がしますし、鍵推奨派のわたしとしてはどれもわかるのですが、そうでない方からしたら「個人の活動がそこまで本人達に影響しない」「昔からのルールって法的に決められてるわけじゃないし今の情報社会にそぐわない」「情報の取捨選択ができず正しい情報がどれかもわからない人間がインターネットを使うな」「お前の倫理観ではそうなんだろうな」って思うに決まってるじゃないですか。いや知らんけど。一つ残らず全部わたしの意見ですが。

わたしは三次元界隈に身を置いてる期間がオタク活動の中で一番長い(必ずしもrpsをやっているわけではないです)ので、この問題を考えることに費やした時間もそれなりだと思いますが、結局「わたしが不愉快!!!」という結論にしかたどり着きませんでした。公式が〜とか倫理的に〜とか、"自分がrpsを公にしない理由"はいくつもあるけど、それを大義名分にして自分のエゴを他人に押しつけるのは違うな、と思います。もちろんこの文章もわたしが思うからそう思うよ、と書いているだけで、他人に押しつけるつもりはありません。押しつけない代わりに全然思想が合わないなと思う人はどんどんシャットダウンしていきます。自分にとって息のしやすい空間を作るには他を変えようとするよりそうしたほうが楽なんです。当たり前だけど。

ここからは普通に文句です。

公開でrpsの創作をしている方がよく反論に使うLGBTですが、LGBTは関係ないです。最初のほうで述べたようにわたしは他人のセクシャリティを勝手に捏造してそれを個人的な娯楽として消費するという行動に問題があると思っています。「隠れるのは同性愛を差別的に捉えているのと同じ、現代社会では多様なジェンダーが認められて然るべきだ」という意見はそもそもわたしと論点がズレています。わたしはジェンダーの話なんかひとつもしてません。

また創作に限らず、「この二人はガチ」と主張する人がとても多い。思うのは勝手ですがなんで主張するのかまったくわかりません。どんなに仲が良くて自分の目に怪しく映ろうと本人の口、公式サイドから発表されたこと以外はすべて推測の域を出ないとわたしは思っているので、いやほんと、もう、全然わかんねえな……応援してる、いつCOしても大丈夫だよ、みたいな言葉、わたしは自分の欲求を優先している自覚があるのでそんな善意ぶった発言、とてもできないです はあほんと すごいな〜 文句を書き連ねたところでおしまいにします

渡韓記録

わたしだけはわたしが韓国のオタクになることはないと信じてました。チョンジョングクくん最高〜〜〜〜〜!!!!!!!!というわけで渡韓しました。年明けにハマって約半年、半年!?もう!?気持ち的にはまだ3月なんですけど とりあえずパスポートも持ってなかったので取りました。金はない

 

1日目

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一応観劇を目的としていたので、人気らしいママドントクライを見てきました。18時開演5分前に恵化駅に着いて見知らぬ土地を爆走してしまった。博士と吸血鬼の二人芝居ということしか知らなかったので、見てるときはまるでわからなかったですが後追いであらすじ読んで読んでもオチとかよくわからなかった!歌と顔がいいからオッケー!伯爵の歌がめちゃくちゃ上手くて顔も綺麗でダンスだけ苦手そうでかわいかった わたしは博士が好き 帰りに立ち寄ったホットクのお店の人が優しくてまた行きたい

大学路はもちろんのこと明洞とかでも舞台の広告がドーンとあったりしてエンターテイメントだなあと思いました。日程的にもう少し後だったら本場のフランケンシュタインが見たかった 別にフランケンシュタインは好きじゃないんだけど

そのあとは東大門に移動して美味しいらしいタッカンマリを食べました。夜は少し薄暗くてあんまり一人では歩きたくないな〜という感じでしたが、ごちゃごちゃした感じとかがあ〜アジア〜って感じでよかったです。タッカンマリも美味しかった。

 

2日目

手形があるという明洞のスターアベニューへ。ゆうてそんなはしゃがんやろwこちとら斜に構えたオタクやぞwと思っていたところ近年稀に見る大はしゃぎをしてしまった。え?めちゃくちゃ楽しい……。手形に手を合わせるとなんか映像流れるんですよね。めちゃくちゃかわいい。永遠にやってられる。

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あージェイホ!!ジェイホジェイホー!!!!

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手形

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いたるところに広告があるしいたるところで曲がかかっているので、世界がわたしに対して肯定的な気分になります

そのあとは特に予定がなかったので食べたかったピンス(ソルビンは混んでて入れなかった)を食べました。めちゃくちゃ美味しくて感動した

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あと飲み物が大きくて水分ガバガバ摂取する喪女たいへんありがたい

 

二泊三日でしたが楽しかったです!!次は江南のほうに行って聖地巡礼とかしたい あと釜山で五体投地 韓国語が話せたらもっと楽しいと思うのでがんばります みんなも渡韓しよう

おしまい

ここ最近の観劇感想

7月末からグランギニョル、レプリカ、あと勢いで行った下北沢観劇と怒涛の観劇ラッシュが終わりました。どれもすごく良くて、最高の夏の開幕だと思います。最高〜!

7/29・8/4グランギニョル
初日をなんとか譲っていただき行くことができました。TRUMPシリーズはTRUMP、リリウム、二輪咲き、スペクターとDVDで見ておりましたが、今作が一番面白かった気がします。初めて生で見たからかな。
とにかくダリ様がかっこよく、かっこよく、かっこよかったです。今まで染谷俊之さんに縁がなく一度も見たことがありませんでしたが、低音が場内によく響いてめちゃくちゃよかった。夢女大歓喜です。同じく声の響きが最高な東啓介さん、とにかく同じ人間か?という体躯が素晴らしい。だいたい一年前のスレイジーよりもまたずっと演技が上手くなったなあと思いました。東啓介さんもあまり出演作に縁がなく見る機会が少ないので適当言ってたらすみません。松浦司さんが出ることをすっかり失念しておりまして、出てきて「ウワーーーなんかこのかわいい人知ってるーーー!!!!」と新鮮な大はしゃぎができてよかったです。欲を言えばアクションシーンの割り振り増やしてほしかった。三浦涼介さんは相変わらずの造形美でただただ美しさにひれ伏すばかりです。骨盤を前に出すような感じで背中を反らせる立ち姿があまりに貴族で美しい。ゲルハルトのことはあんまりよくわからなかった
あとたむらめいめいさんがすごく見たかったんですけど、元気でちょこまか動いていてさらに歌まで歌ってくれて、本当にありがとうございます。体調崩されたとのことで、お大事になさってくださいませ。

8/2には下北沢で「グランディ氏の穏やかな遺言」を見てまいりました。一週間を人生に例えたソロモン・グランディのように、ものすごいスピードで人生を駆け抜けていく男の話です。1時間50分と聞いたときは長いなと思ったんですが、体感5分で終わりました。めちゃくちゃ面白かった。謎を残したまま、だったりもっと掘り下げてほしいな、という関係性はありましたが、とにかく誰かの発言に対する返しがすごく上手くて面白くて最高でした(チラシで暗い舞台かな?と思っていたら普通にコメディ色が強い舞台でした、そういうのしかやってないそうです)。おおまかなストーリー展開はアンジャッシュのネタを壮大にした感じ。楽しいです。また見に行こうと思います。あとやっぱり小劇場の簡素なセットで繰り広げられる深い話が好きだなあと思いました。

8/5はレプリカ両キャストを見に行きました!BIRDMANを見てからOne on Oneさんの作品がすごく好きで、とても楽しみにしていました。法月康平さんがキャストに決定したときはチケ発……と思いつらくなったこともありましたが、無事にチケットも取れ法月康平さんの舞台に立つ姿も拝めよかったです。
法月康平さん、SoLや歌うたいの時よりもさらに歌がお上手になりましたね!?高音がとても綺麗に出ていて感動しました。両キャストを見て素直な感想を述べるならば、Bキャストが本当に本当に最高でした。もちろんAもよかったんですけど、役柄に対して役者の年齢がどちらも若すぎてミスマッチかな、というのはありました。浅井さやかさんがよく起用される方々はそこそこ年齢層高めの方が多い印象なので、チャレンジ的な部分もあったのかなと思います。Bに関しては田宮華苗さんがめちゃくちゃ好きなので、少し贔屓な発言になってしまうんですけど、歌が最高だったしセリフ回しがサバサバしていてすごく好みでした。Aは結構真面目なトーンで話すところが多くてマナトとヤヨイの間で笑いが起こることはあんまりなかった(わたしが見た回は)んですけど、Bは田宮さんのあっけらかんとした物言いに少しおどおどした溝渕俊介さんのヘタレな感じがとてもマッチしていて二人の会話がとても楽しかったな、と思いました。ただラストに関してはネタバレになるのでぼやかしますけど、Aキャストの終わり方のほうが男女カプ厨としてはめちゃくちゃ萌えました!!!!大胡さんありがとう!!!!

上半期はそんなに琴線に触れる作品がありませんでしたが、下半期の出だしは好調です。金欠に焦りを覚えはじめたので、そろそろ観劇控えようとチケット申し込みしながら思いました。完

人生の転機はひとつのアクリルキーホルダーだった

なんかもーーーめっちゃエモーショナルな「推し」の記事とか書こうと思ったんですけど考えれば考えるほどエモーショナルな感情一切なかったしやっぱりわたしに「推し」はいないので、普通に内藤大希さんのことを書きます。

 

内藤大希さんを初めて見たのは2016年の恋するブロードウェイでした。ええ、驚くほどにわかです。にわかってやっぱりなんとなく居心地が悪いので「新規」って言おうとしたんですけど、固定ファンの自覚もそうあり続ける自信も今のところないのでにわかと自称することにしました。

前情報として歌がうまいぞ!というのはなんとなく知っていました。ほんとにうまかった。全然ミュージカルに詳しくないので歌った曲も知らなかったんですが、もうグワーーーッと惹きつけられる感じ。こんなに小さいのにどこからそんなパワーが出るんだろう!?と思った記憶があります。

その後ちゃんと舞台観たいなーと思って、フォロワーが誘ってくれたのでミュージカルDance with Devilsを当日券で観に行きました。歌うま〜と思ったけど、舞台全般があんまりにもあんまりだったので(現在わたしはミュージカルDance with Devilsが大好きです)、特にそれ以上思うことはなかったです。でもここで人生初のアクリルキーホルダーを購入しました!!たぶんこれが運命の出会いだったんですよね……。どこに行くにもアクリルキーホルダーと出かけて毎日アクリルキーホルダーに話しかけて、気付いたら全然買う予定もなかったデビミュのDVDを買ってローエンくんのソロパートをひたすら巻き戻し見ていました。ちなみに年明けにやっていた「どうか闇を、君に」は個人的に忙しかったという理由で行ってません。年末のDance with Devilsで全然ブチ上がってないのがバレてしまう。
そこからはだいたいイベントには参加したかな?と思います。彼自身のBDイベントも法月康平さんのBDイベントも行ったし、吉原光夫氏の演劇黙示録も行ったし、歌うたいも行ったし、なんかだいたい月一で見てました。レミゼも内藤大希さんの回は一度だけど入りました(にわかのくせにカーテンコールに立つ内藤大希さんを見て少しじんわりしました)。とりあえず昨年末に立てた来年の抱負が「内藤大希さんを追いかける」だったし、なんかチケットも取れたので(取れなかった人すまん)、とにかく抱負を実行に移していました。
わりと気持ち的にはぼんやり追いかけてたなと思うんですけど、なんだろう、ここ最近になって、こう、ガーーーッと気持ちが上がってきました。やっとか!?!?いやもともと好きだという感情で動いていたんですけど、なんとなくひと山越えた感じです。合間に昔のインタビュー記事とかマリウスのインタビューとか読んだりして、うわーーーと思ったりして、トークイベントでもうわうわうわーーーと思ったりして、それを越えて今がある気がします。このうわーーーは必ずしも好意的なうわーーーではないし天然では済まされない危ういところは別に肯定してないし好きでもないんですが、なんとなくそういうのを……こう……飲み下したので……あとしばらく走れそうだな、と思ったりなどしました。

 

とりあえず今年は内藤大希さんのこと頑張るので、みなさんもぜひBIRDMAN見てください。

2017年上半期

なんか半年終わってしまいましたね。上半期の観劇予定が終わりましたので、総括したいなあと思います。

 

2017年上半期に観劇したものは、

 

フランケンシュタイン

アルターボーイズ

手紙

ミュージカル刀剣乱舞

ninako.

レミゼラブル

ファラオの墓

Second of Life

真夜中の弥次さん喜多さん

 

でした。意外と見てない!これが特によかった!!というのもなくて、う〜んレミゼラブルがやっぱりすごかったかな?(話は好きではない……)という感じです。しゃばけは原作を読んでないのですが、原作読んでる方から原作に忠実だという声を聞いたり、原作知らなくても楽しめる構成になっていて、シンプルによかったなあと思いました。続編も楽しみです。原作知らなくても楽しめるってすごい大事だなと思います。わたしが映画や舞台で求めることのひとつです。

悪くないけどオチが微妙だな〜というのがいくつか。最近見たのもあるかもしれませんが、Second of Lifeのオチはどうにもモヤモヤして印象に残っています。初演もDVDを購入して見ましたが、大筋はどちらも同じなのでモヤモヤするのはどちらもするんですけど、初演の演出のほうが男に切り捨てる覚悟が感じられて説得力があるなあと思いました。でもトライアル公演の演出はキツいな〜と思うところはあれど本当に好きで、最後だけなんだか綺麗にまとめてしまったのが残念です。DVD出たら買います。

先日見てきた弥次喜多は、しんどいだろうなとものすごく覚悟を決めて行ったんですけど(ツイッターを見ていてもそんな感じだったので)全然しんどくなかったのが逆にショックでした。わたしは原作を全部ではないですが読んでいるので、これは原作を知らないほうが楽しめるんだろうなと思いました。おん弥次喜多の二人は本当に大好きなんですけど、二人とも真人間だな!と思います。おんてぃ〜び〜やってほしい

あとマシな中の嫌いな話を的確に選んでいたので三重はマジでしんどい話を好きな役者がやるのか……と思ってそれはしんどいです。

 

見たDVDも含めると圧倒的にBIRDMANが好きです!2015年の作品なので2017年上半期ではない

 

おしまい

Second of Life 6/15 星組

見てきたので感想です。相変わらずいいこと悪いことどちらも書いてありますが、わたしはこういった舞台がわりと好きです。心がずっしりと重くなる感じ。

見終わった直後に書いた記録用なので、箇条書きで失礼します。ネタバレ有

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・作品のテンポがよかった。退屈せずに見た。シンプルな演奏の音楽が透明度高くて良い。話が重くてずっと具合が悪かった。
・二人の「彼女」の演技、歌、素晴らしかった。素晴らしかったのですごく具合が悪くなった
・法月康平さんの手首から指先にかけてのラインが綺麗だなあと呆然としていた
・法月康平さんの役どころは難しいだろうなあ……と思ったし、見ているほうも「彼」を最低だと思うことも擁護することもできず、苦しかった。ところどころノエル様としゃべりが一緒〜キャッキャになった。アルターのマークがハマリ役とはまったく思っていないけれどソロ前の語りのような、噛みしめるような演技がまた見たいと強く思った。タクシーの歌がすごくよかったけど脈絡がなくてそこだけ浮いてしまっていた
・バンド時代の彼女が枕をして舞台上で脱ぐとこキツくて泣くかと思ったし具合が悪くなった
・病院に通っているシーン、医者がよかったし大鹿さんの役どころがいい息抜きになっていた
・曲が綺麗〜と思ってるとつい呆然としてしまい歌詞が全然聞けていない
躁状態の彼女が部屋で明るく歌っているのに、鏡に映る「彼女」を見つけた途端パタッとそれをやめるのがめちゃくちゃ怖かった、ゾッとした。一人で楽しそうにしている彼女のことをじっと見ている彼女もすごく怖かったのでそこが全編通して一番印象に残っている
・冒頭、照明が落ちて三人が横並びで前を向きながら語るところでもしかして二人の彼女は同一人物なのかなあと思った。彼女の本音と建て前のような。薬が出てくるまではあまり確信はなかったけど。なんとなく、舞台に限らず日本人の作る話は言わないけど実は……みたいな?そういうのが?多い気がする?嫌いではないんだけどそういうのがしたいのかな……という小劇場特有のそのようなアレを感じた。凝ったものを作ろうとするわりにオチが雑
・オチはあれでよかったんだろうか どちらの君も大切だみたいな終わりだったら一番角が立たないけれど凡庸なおわりになっていたと思うし、どちらかを選んでしまったら最低なオチにしかならない(実際そうなった)ので、予想を超えた結末を用意してほしかったなと思った
・彼の言う「本当の君」とは誰なんだろうか?電話をもらったとき、「本当の君を取り戻せると思った」みたいなことを言っていたけど、最終的に「本当の君がわがままで自分勝手なのは知ってたよ」みたいふうに言っていて、でも過去の彼女(≒自分の夢)とは完全に決別していて……回数見たらわかるんだろうか?精神的にもたない気がする。
・冒頭で、理想の彼女のほうが「あなたとひとつに……」と言いかけて、最後に彼が「君とならひとつに、一つの人生を歩いていける」みたいなことを言って、結果として彼女自身の想いは達成されたのかなあとはぼんやり思ったけどモヤモヤするなーーー!!!「君の隣にいたい」と言いながら、絶対にソファの隣には座らない彼、ひとつになりたいと言って彼女を抱きしめてキスをする彼、それを過去の自分たちがソファに並んで座って見ている。隣を歩くことでは幸せになれないんだろうか……まあそこらへんは個人の感覚なので幸せの形はひとつではないけど、わたしはひとつになることに執着がないのでまったく共感できずに終わった。最後法月康平さんが彼女の横に座って終わると思って見ていたのでそこで若干失望した
・いろいろ言ったけど総評としてよかった?すごかった?と思う オチは微妙

レミゼラブルを見てきたよ

映画は何年か前に見たけど誰にも感情移入できなかったし話自体はそんな全然好きではないことを前置きしておきまして、内藤大希さんがマリウスとしてご出演されるということで二人のジャベールを見たのでその話をしたいと思います!

前述したとおり映画を見た段階で誰にも感情移入できずどのキャラもまったく理解できなかったので、どういうジャベールが正解?理想?なのかはわからないです。映画の記憶もおぼろげなのでとりあえず舞台の話に移ります。

 

まず最初に見たのは岸祐二さんのジャベールでした。ジャンバルジャンは吉原光夫さん。なぜかわたしはヤンバルジャン回だと思って見に行ったので、吉原バルジャンが出てきた瞬間大混乱しました。余談

岸ジャベールは終盤にかけてものすごい人間臭さがあり、最期のシーンも自分がバルジャンに慈悲を受けたこと、そして自分もバルジャンに慈悲を与えてしまったことにひどく混乱しているような演技がとても印象に残っています。前半、冷徹無比なジャベールの正義がどんどん壊れていき、それに耐えられなくて身を投げた……そんなふうにわたしの目には映りました。

その一方で、吉原ジャベールは最後まで冷徹で理知的な雰囲気を漂わせていたなと思います。岸ジャベールが自分の中で芽生えてしまったそれまでの正義観に反する慈悲を抱いてしまったことに混乱し、信じられなくなって死んでいった(ように見えました)のに対して、吉原ジャベールは自分の矜持のために死んだように感じました。岸ジャベールは慈悲を受けたこと、与えたことに対して4:6くらいの割合でショックを受けていそうだったけど、吉原ジャベールは圧倒的に自分が慈悲を与えたことに対して、自分の行動に対して許さない感情を抱いていそう……いや、知らんけど(予防線)ジャンバルジャンの行動や自分の行動が信じられないというよりは、今までの自分の正義を否定することが耐えられない、そんなプライドの塊のように見えました。

二人の違いは演技の細かい部分にも現れていて、印象に残っているシーンは2ヶ所あります。

まずは、ジャベールがジャンバルジャンに見逃してもらうシーン。吉原ジャベールは自分を助けたジャンバルジャンを睨みつけるように一瞥して自分から立ち去るのですが、岸ジャベールは信じられないというような顔をして立ちすくんだまま、最終的にジャンバルジャンに背中を銃で強く押され立ち去りました。最初は吉原バルジャンコワッ……と思ったんですけど、よくよく考えたら対照的な行動だなと思いました。岸ジャベールはそれだけ今まで敵対していたバルジャンが自分を恨んでいないことを告げられ、どうしようもなく動揺していたんだろうし、一方で吉原ジャベールは同じようにショックを受けつつもやっぱり情けをかけられたことに対してプライドが傷ついていそうだった。

もうひとつのシーンはジャンバルジャンがマリウスを引きずり下水道に移動した少し後のシーンで、戻ってきたジャベールは床を引きずるようなあと(血痕かも)を見つけ、ジャンバルジャンが目の前の扉から脱出したことを知ります。その時の岸ジャベールはジャンバルジャンが閉めた扉を掴み、動かそうにも全然動かず「クソッ!!!バルジャンめ!!!」という悔しさを全身から滲ませているんですが、吉原ジャベールは扉に触れもしないんですね。そういうところが理知的だし合理的だし、バルジャンめ!!!みたいなことは言っていた気がするんですが岸ジャベールよりもずっと感情的ではないのだな……と思いました。

 

ダブルキャストトリプルキャスト、キャスト変更など今まで経験してこなかったわけではないし、今回見たレミゼラブルの他のキャストもエポニーヌとテナルディエ以外はだいたい別キャストで見たはずなんですが、こんなに演じる人でジャベールというキャラクターが変わるんだなあと、レミゼラブルを観劇して感動してしまいました。楽しかった。話はよくわからなかった おしまい